
Forex Testerのインジケーター追加方法|MT4のインジは使える?【FT6】
Forex Testerを買って最初にやりがちなのが、MT4で使っていた.ex4をそのまま入れようとして動かない、というやつです。自分も最初にやりました。何も表示されないので「壊れてるのか?」と思いますが、壊れていません。Forex TesterとMT4は中身が完全に別物で、入れられるファイルの形式が違うだけです。
この記事では、FT6にインジケーターを追加する手順を、画面のどこを押すかのレベルまで分解して解説します。自分はFT6用のインジを29本自作して配っているので、読者の方が詰まるポイントは質問された分だけ把握しています。先に言っておくと、詰まる原因はほぼ2つだけです。
この記事の要点
- FT6のインジ追加は、チャート右クリック→「インジケーターを追加」。作業自体は2分で終わります
- 動かない原因はほぼ2つ。「MT4の.ex4を入れた」か「zipを解凍せずに指定した」かです
- MT4の.mq4は自動変換機能がありますが、実際に通るのはシンプルなインジだけです
- FT6用に自作した無料インジを29本配布中。解凍して入れるだけで使えます
Forex Testerで使えるインジケーターのファイル形式
インジケーターのファイルには拡張子(ファイル名の末尾)で数種類あり、Forex Testerに入るものと入らないものがはっきり分かれています。最初にここを押さえると、後の作業で一切迷いません。お手元のファイル名の末尾と、この表を見比べてください。
| ファイル形式 | FT6で使える? | 説明 |
|---|---|---|
| .dll | ○ 使える | Forex Tester専用の形式。当サイトの配布インジは全部これです |
| .mq4(MT4) | △ 一部だけ | 読み込むと自動変換を試みます。ただし通るのはシンプルなインジだけ |
| .ex4(MT4) | × 使えない | MT4のコンパイル済みファイル。入れても動きません |
| .mq5 / .ex5(MT5) | × 使えない | MT5用。Forex Testerでは読み込めません |
つまり、確実なのは「FT用に作られた.dllを手に入れて入れる」の一択です。MT4のインジ資産を持ち込みたい人の現実的な選択肢は、記事の後半で説明します。
Forex Testerにインジケーターを追加する手順
やり方は2つありますが、まずは間違いのない方法1でやってください。再起動も不要で、入れたその場でチャートに表示できます。
方法1:右クリックからインストールする(おすすめ)
先に、ダウンロードしたzipを解凍して.dllファイルを取り出しておいてください。デスクトップに出しておくと後の手順が楽です。
「解凍」があやしい人はここだけ読んでください
ダウンロードしたzipファイルを右クリック→「すべて展開」→「展開」。これだけです。同じ名前のフォルダができて、中に.dllファイルが入っています。zipをダブルクリックして中身が見えても、それは解凍できていない状態なので、必ず「すべて展開」を使ってください。
Forex Testerを起動してチャートを開き、チャート上のどこでもいいので右クリックします。

メニューの「インジケーターを追加」にカーソルを合わせるとカテゴリの一覧が開くので、一番下の「新規インジケーターをインストール」を選びます。

ファイル選択画面が開くので、最初に取り出しておいた.dllファイルを選びます。指定するのはzipではなく.dll本体。ここが一番のつまずきポイントです。

選んだファイルのパスが表示されたら「インストール」を押します。画面に「*.dll / *.mq4」とある通り、FT6が受け付けるのはこの2形式だけです。

もう一度チャートを右クリック→「インジケーターを追加」→「カスタム」を開くと、今入れたインジが一覧に増えています。再起動はいりません。

インジケータープロパティが開くので、そのまま「適用」を押せばチャートに表示されます。パラメーターや色は後からでも変えられます。

方法2:indicatorsフォルダに直接コピーする
フォルダに直接入れる方法もあります。標準のインストール先は C:\ForexTester6\indicators です。ここに.dllをコピーして、Forex Testerを再起動すれば一覧に反映されます。
ただ、個人的には方法1をおすすめします。方法2は再起動を忘れて「入れたのに出ない」と勘違いしやすく、インストール先を変えている場合はフォルダ探しで迷子になります。方法1なら再起動なしでその場で使えます。
Forex Testerの内蔵インジケーター一覧【60種類以上】
「そもそも何が最初から入ってるのか」も先に知っておいてください。定番はほぼ揃っていて、これだけでも普通の検証は回せます。表示の仕方は簡単で、チャート右クリック→「インジケーターを追加」→一覧から選ぶだけ。パラメーター画面で期間や色を決めてOKを押せばチャートに乗ります。
公式マニュアルに掲載されている内蔵インジの一覧がこちらです(このほかにも順次追加されていて、FT6の公称は60種類以上です)。
| カテゴリ | 内蔵インジケーター |
|---|---|
| トレンド系(20本) | 移動平均線/MAカラード/MAクロスオーバーシグナル/移動平均+レベル/適応移動平均(AMA2)/アリゲーター/ボリンジャーバンド/BBバンド幅レシオ/デマーカー/ドンチャンチャネル+中央線/エンベロープ/平均足/HMAカラード(ハル移動平均)/一目均衡表/ケルトナーチャネル/線形回帰チャネル/パラボリックSAR/ピボットポイント/プライスチャネル/ジグザグ |
| オシレーター(18本) | RSI/MACD/MACD new/ストキャスティクス/モメンタム/ROC(変化率)/ADX/アルーン/オーサムオシレーター/アクセラレーターオシレーター/ブルズパワー/ベアーズパワー/ウィリアムズ%R/アルティメットオシレーター/TDI/PFE/ソーラーウィンド/プライスデイリーレンジ |
| 出来高系(4本) | 出来高/OBV(オンバランスボリューム)/マーケットプロファイル/マーケットファシリテーションインデックス |
| ボラティリティ(2本) | ATR/ADR(平均日次レンジ) |
| その他・カスタム分類(15本) | CCI/エルダーフォースインデックス/フラクタル/ボリンジャーバンド%b/包み足検出(エンガルフィングバー)/インサイドバー/ガンHiLo/Iセッション/FATL/FTLM-STLM/PCCI/レンジバー/レンジエクスパンションインデックス/タイムボックス/ATR_MA |
眺めてもらうと分かりますが、「あるにはあるけど1本ずつは素朴」という品揃えです。移動平均は3本まとめて出せない、RSIにダイバージェンス検出は無い、前日高安ラインが無い。MT4で当たり前にやっていた表示を再現しようとすると、内蔵だけでは足りなくなります。そこを埋めるのがカスタムインジです。
関連記事【MT4】マルチタイムフレームで移動平均線を表示する方法【EMA】インジケーターが追加できない・表示されないときの対処法
「手順どおりやったのに出ない」というときは、この表で自分の症状から引いてください。経験上、ここに無い原因はほぼありません。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 「…」で選んだファイルがインストールできない | zipのまま指定している | zipを解凍して、中の.dll本体を指定する |
| 入れたはずなのに何も表示されない | .ex4など対応外の形式を入れた | ファイルの拡張子を確認。.ex4は動きません。FT用の.dllを入手する |
| 表示はされるが動きがおかしい | FTのバージョン違いのdll | FT6にはFT6用のdllを。古いFT用のdllは正常動作しないことがあります |
| フォルダにコピーしたのに一覧に出ない | 再起動していない | 手動コピーはForex Testerの再起動後に反映されます |
これで解決しないときは、そのインジの配布元に聞くのが早いです。当サイトの配布インジで動かないものがあれば、サイキックスのLINEで聞いてください。
MT4のインジケーターをForex Testerで使う方法
「MT4で使っている、あのインジを検証でも使いたい」が本音だと思います。手元に.mq4(ソースコード)があるなら、上と同じ「新規インジケーターをインストール」から読み込ませて、自動変換に賭けてみる価値はあります。公式の機能なのでタダで試せます。
ただし過度な期待は禁物です。実際に試すと、矢印やゾーンなどのオブジェクトを多く描くインジはまず変換で落ちて、通るのは移動平均1本のような最低限のシンプルなロジックだけ。しかも.ex4しか持っていないインジは、そもそも変換のしようがありません。自分はMT4用の自作インジをFT6に持ち込むのに、結局29本全部をコードから書き直しました。それが現実です。
だから、プログラムを書けない人の現実的な選択肢はこの2つです。
- FT用に作られたインジを探して入れる:公式フォーラムのユーザー共有、開発業者への有料発注、配布サイト
- 当サイトの無料配布を使う:MT4定番インジをFT6用に29本作り直してあります。RSI・MACD・移動平均・ボリンジャーバンド・一目均衡表からFVG・ピンバー検出・前日高安ラインまで、全部登録不要。早送り検証でカクつかないよう軽量化済みです
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よくある質問
関連記事【これ求めてた】MTFでピボットを表示できるMT4インジケーターForex Testerのインジケーター追加方法まとめ
もう一度だけ整理します。zipを解凍して、.dllを右クリックからインストール。これだけです。動かないときは「.ex4を入れていないか」「zipのまま指定していないか」の2つを確認すれば、ほぼ解決します。
インジ選びで迷ったら、自分が検証で実際に使っているFT6用の無料インジ29本から入れてみてください。この記事の手順そのままで、2分後にはチャートに表示できます。
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