【第1章】4種類のラインと基本的な考え方
「1-1」思い込みとラインとは何か?
まずラインを引くために絶対的に必要となるラインへの考え方をお伝えします。
Q. そもそもラインは何のために引くのか?
A. 価格に自分で目印をつけているだけ
ここに気づけずに主観だけで引いたラインに対して、
思い込みや主観でエントリーしてしまう人が非常に多い。
一見当たり前のことでしかないですが、
「ライン=反発」という思い込みに囚われた状態になっていると、自分にとって都合の良い所だけ見て、ラインは全て機能するように感じてしまいます。
この思い込みにより「絶対に硬い」と思って全力で逆張りしたラインがいとも簡単にブレイクしてしまうということが発生します。

こんなラインの引き方をしている人がよくいますが、これでは全く意味がありません。
ただの自己満ラインです。
本来ラインというのは自分で「価格」に目印をつけただけのものでしかない
【ライン=価格】
これが絶対的な原則であり、ライン自体には何も意味を持ちません。
ラインは、相場において「意味がある、強い事象が発生した場合」にそこに目印をつけてあげることではじめて意味を持ち、将来のチャートに影響を与える存在となるのです。
バイアスがかかった状態でチャートを見るのは、この瞬間からやめましょう。
「1-2」 相場の絶対的な原理原則
そして価格が動く理由というのは極めてシンプル

相場には4つの勢力が存在し、
これらの大小及び偏りでしかチャートは動きません
つまり、いかなるチャートにおける事象はこの中の4つのどれかにしか過ぎない。
そして、これからお伝えする「事実ライン」というのは、
チャート上で発生した出来事に対しての「原因→結果」
を捉える極めてシンプルなアプローチをかけるものになります。
(正確にはチャートで起きた出来事から、圧力がかかりやすい局面をピンポイントで捉える)
チャートで発生した出来事を正確に捉え、
根拠のあるトレードをするためには
「自分のエントリー及びイグジットが、4つのどこの層にどう意識されるのかを考えなければならない」
意識されるラインを探すのは非常に簡単でたくさん存在します。
ただそれが「どう意識されるのか」については別。
例えば「前日高値と前日安値が相場において意識されやすい」のは、なんとなく想像つきませんか?
事実、前日高値及び安値で逆張りをかける手法は巷に多く存在しますね。
もちろん、高安で反発することもたくさんありますが、
結果としてその手法の多くは勝てない手法であることがほとんど。
前日高安が一見意識されて反発しそうなのに、ブレイクされてしまう理由は
「高値安値を守りたい層も意識していれば、高値安値をブレイクしたい層も意識しているから」
もしも高値が反発されやすいのならば、
高値更新を頻繁に繰り返す上昇トレンドなんて滅多に存在しないと思いませんか?
にも関わらずチャートの中にたくさんのトレンドが存在していますよね。
いくら意識されていても、
その高値をブレイクさせたい層がいる時点で反発されるラインではない
ただラインが意識されているかを見るのではなく、
「4つのどの層がどう意識しているのか」を分析することで
はじめて理にかなった客観的なラインを引くことができる。
これをいくつかパターン化し、明確化したものが後述の「事実ライン」です。
事実ラインを学ぶことで「主観的な理由」だけでラインを引くことはなくなり、「客観的な根拠」を持ってラインを引けるようになります。
「1-3」市場の原理原則からレジサポを捉える
ここまで「意識されるラインには、誰がどう意識しているかによって種類があり、単に意識されてるからといって、抵抗帯及び支持帯(レジサポ)になるわけではない。」ということについてお伝えしました。
いわゆる本当の意味で意識される、反発する可能性の高いレジサポラインが作られるためには、たった2つの要因しかありません。
【市場において思惑の一致が発生する】or 【強い思惑が発生する】

思惑の一致のなんとなく雰囲気は伝わりましたでしょうか。
これらはあくまで一例ですが、思惑の一致とは即ち「新規の買い(売り)とロスカットの売りの買い戻し(買いの売り)が重なる部分」のことを指します。
チャートが大きく動くときに価格が動く理由には2つ存在します。
・ロスカットを巻き込んで価格が動いた
・新規売買が発生したことによって価格が動いた
新規の売買で動いたのか、決済の売買で動いたのかによって「その後の反応」は変わります。
ロスカットでチャートが動いた場合は燃料として消化されます。
ですが、新規エントリーが大きく入った場合はどうでしょうか??
新規買い、もしくは新規売りが発生した場合には「必ずどこかで決済のために反対売買」が行われることは容易に想像がつきます。
事実ラインは、将来のチャートに影響を与えるであろう事象が発生したポイントに対して細分化してラインを引いたものです。
バイナリーの場合には、足一本単位で次の足が陽線なのか陰線なのかをピンポイントで当てていくために、ロスカットが発生しやすいポイントを狙う必要があり、そのようなポイントを事実ラインで導き出していきます。
FXの場合には、事実ラインによってどこからどこまでが買いが優勢なゾーンであり、売り優勢ゾーンなのか、利確、損切りポイントを事実ラインで導き出していきます。
【第2章】ラインの引き方と根拠の選定
「2-1」事実ラインの基準と立ち回り
第1章では、私のラインや相場についての考え方についてお伝えしてきました。第2章では実際のラインの引き方について解説していきます。
事実ラインを学ぶ上でまず理解していただきたいことは「意識されるライン」と「反発されるライン」は違うということです。
このラインの引き方を理解したあなたは魔法使いになったような気分になり、30分後には「チャートを見ているのが楽しい」という感覚さえ芽生えるでしょう。

