
【裏技】強いレジサポラインの限界運動量のトレード手法
FXトレードにおいて、水平線の引き方は重要なスキルとなります。水平線は価格のサポートやレジスタンスを示し、トレンドや転換点を予測する上で役立ちます。このコラムでは、限界運動量という指標を使ったユニークなレジサポラインの引き方を解説します。
限界運動量とは

限界運動量とは、特に重要な指標がない、特にイベントがない日に、大体これくらい動くだろうという「1日の値幅の目安」を表すテクニカル指標です。
限界運動量のイメージ
限界運動量(上限)
限界運動量(下限)
始値
始値から上下に限界運動量分の距離にラインを引く → そこがレジサポゾーンになりやすい
限界運動量付近は「抵抗帯及び支持帯」(レジサポゾーン)になりやすい傾向が見られます。
ライントレードと合わせて限界運動量付近で逆張りに仕掛けると「優位性のあるトレード」をすることが出来ます。
限界運動量の求め方
計算式に出てくる「20日」は、為替市場の約1ヶ月分の営業日数から取っています。ここで重要なのはヒゲではなく実体(始値〜終値)の変動幅を使う点です。ヒゲはノイズが大きいので、実体だけを見ることで「実際にどれだけ動いたか」をより正確に捉えられます。
限界運動量は通貨ペアによって全く違います。ドル円で1日150pips動いたら大相場ですが、ポンド円では150pips動くのはざらにある。なので、必ず通貨ペアごとに個別で算出する必要があります。
限界運動量=実体の始値から終値までのpipsを20日分足して20で割ったもの
限界運動量のFXトレード手法
限界運動量を使ったエントリー手法
- 今日の限界運動量までどれくらいのpipsなのかを確認
- 限界運動量に相場が達する時間帯を確認(限界運動量に達した時に、今日の全ての市場がクローズするまで何時間程度あるか)
限界運動量を裁量トレードで使うメリット
FXの場合は、大きな方向性の捉え方や、逆張りを仕掛ける箇所の目安として使えます。「そろそろ限界運動量に達するから、ここから先は伸びづらい」と判断できるだけで、無駄な順張りエントリーを避けられます。
バイナリーの場合は、ピンポイントの逆張りポイントとしては使いづらいですが、「今この逆張りに優位性があるのか」を判断する材料として役立ちます。
関連記事【ライントレード】絶対にブレイクしない水平線の引き方とは?

限界運動量を使った裁量トレード手法

①深夜2時〜早朝6時にかけての限界運動量までの距離を見る
②限界運動量を大幅に上回っている状態を確認
③自分の手法の条件を満たし次第逆張りエントリー
限界運動量が有効な時間帯
限界運動量が効きやすい時間帯は、ニューヨーク市場の後場にあたる深夜2時〜早朝6時です。限界運動量付近で逆張りをしかけるというのは有効なトレード戦略となります。
ニューヨーク市場の後場は、
- 1日の市場がクローズする時間までの時間が僅かで、手仕舞いが生まれやすい
- 前場と比べて新たに限界運動量を更新するほどの買い圧・売り圧が入りづらい
という傾向があるためです。
限界運動量が効きづらい場面
限界運動量は過去20日の平均から算出する指標なので、直近で外れ値が大きい期間は精度が落ちます。具体的には米大統領選などの大型ファンダメンタルズイベントや、フラッシュクラッシュが発生した月などは、平均値自体が異常値に引っ張られてしまうためです。
また金曜日の夜は週末のポジション調整で通常とは違う動きになりやすく、雇用統計やFOMCがある日は限界運動量を一瞬でぶち抜くような値動きが出るため、これらの日は限界運動量を根拠にしたトレードは避けた方がいいでしょう。
限界運動量を算出できるサイト

Investing.com(インベスティングドットコム)というサイトで、限界運動量を算出できます。元々は「為替(FX)ボラティリティ計算ツール」として一定期間のボラティリティを表示するツールですが、期間を「4週」に設定すれば、そのまま限界運動量として使えます。
[sanko href="https://jp.investing.com/tools/forex-volatility-calculator" target="_blank" title="FXボラティリティ計算ツール" site="Investing.com"]限界運動量インジケーター【TradingView専用】
関連記事【トレビュー】限界運動量と値幅を自動で表示するインジ配布
限界運動量まとめ
限界運動量は「値幅を活用したシンプルな平均を用いた指標」ですので、移動平均線と同じように、そこで必ず反発する、反転するというものではありません。しかし、限界運動量を知り、予めそこに限界運動量のラインを引いてあげることで「意識されやすい局面を予め知ることができる点において大きくアドバンテージ」になり、平均より変動幅が大きく上回った時など「ボラティリティの異変」を意識しやすくなります。
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